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金星 Venus

欧米ではローマ神話よりヴィーナスと呼ばれている。メソポタミアでその美しさ(明るさ)故に美の女神イシュタルの名を得て以来、ギリシャではアフロディーテなど、世界各国で金星の名前には女性名が当てられていることが多い。 日本では、平安時代に宵の明星を「夕星(ゆうづつ)」とよんでいた。清少納言の随筆「枕草子」第254段「星はすばる。ひこぼし。ゆふづつ。よばひ星、すこしをかし。」にあるように、夜を彩る美しい星の一つとしての名が残されている。



金星は太陽系の太陽から二番目に近い惑星である。

地球型惑星であり、太陽系内で大きさと平均密度が最も地球に似た惑星であるため、「地球の姉妹惑星」と表現されることがある。また、太陽系の惑星の中で最も真円に近い公転軌道を持っている。

地球からみると、金星は明け方と夕方にのみ観測でき、太陽、月についで明るく見える星であることから、明け方に見えるのが「明けの明星」、夕方に見えるのが「宵の明星」として別々に扱われていた。これは金星が地球よりも太陽に近い内惑星であるため、太陽からあまり離れず、太陽がまだ隠れている薄暗い明け方と夕刻のみに観察できるためである。最大離角は約47度と、水星の倍近くあるため、その時期には日の出前や日没後3時間程度眺めることができる。


軌道の性質 物理的性質 大気の性質
太陽からの平均距離 0.723 331 99 AU
平均公転半径 108,208,930 km
離心率 (e) 0.006 773 23
公転周期 (P) 224.701 日
会合周期 583.92 日
平均軌道速度 35.0214 km/s
軌道傾斜角 (i) 3.39471°
衛星の数 0
赤道面での直径 12,103.6 km
表面積 4.60×108 km2
質量 4.869×1024kg
平均密度 5.24 g/cm3
表面重力 8.87 m/s2
脱出速度 10.36 km/s
自転周期 243.0187 日(逆行)
アルベド(反射能) 0.65
赤道傾斜角 2.64°
表面温度 最低 平均 最高
228K 737K 773 K
大気圧 9321.9 kPa
二酸化炭素 ~96.5%
窒素 ~3.5%
二酸化硫黄 0.015%
水蒸気 0.002%
一酸化炭素 0.0017%
アルゴン 0.007%
ヘリウム 0.0012%
ネオン .0007%
硫化カルボニル
塩化水素
フッ化水素 わずか